ThinkPad R500, Vista Home Basic, Cygwin, X Window起動せず

Cygwin1.5をXを含めインストールが完了しているので,Cygwinのコンソールからstartxwin.shコマンドを入れればXが起動するはずであった。ところがpsで確認するとXは起動してるがxtermなどが出てこない。そんなときには,いったん全てのcygwin関連のプロセスを終了させてから,Vistaエクスプローラ上でcygwin/bin/ash.exeを実行して,ash.exeが出してくるコンソール上でコマンドプロンプト$が表示されたら,/bin/rebaseallを実行。
その後,ash.exeを終了してcygwinのコンソールを起動。
startxwin.sh
で無事動くようになります。

ThinkPad R500 Vista Home Basic, Meadow 3.0

次は,emacsです。Windowsに最適化したemacsのひとつMeadowの最新版3.0を導入することに。
Meadowを使うのにCygwinは不要です。小生は,たまたま両方使いたいから,まずCygwinを入れて次にMeadowを入れるわけです。なぜこの順番がよいのかと言うと,Cygwinの/usr/localにMeadowを置きたいからです。ちなみに,Meadowの作業ディレクトリは,/usr/homeの下ではなく,C:¥Userの下の自分のディレクトリにしています。Meadowのダウンロードは次のURLから。
http://www.meadowy.org/meadow/
Cygwinemacsとxemacsを提供してくれるんですが,それを日本語化するよりも,Windowsで利用するのであれば,現時点ではMeadowの方が洗練されています。たとえば,IME仮名漢字変換をうまく使えることや,綺麗なフォントが使えることが挙げられます。固定幅のMeiryoKe_Consoleフォントを使うことができますから,とても綺麗です。(なぜか?わざとか?IPA明朝やIPAゴシックなどの固定幅のフォントをVistaで使うと,Ubuntuで使うときより明らかに綺麗じゃないというよりきたない。)
MeiryoKe_Consoleフォントを導入したうえで,.emacsに下記を書いておけばOKです。default-frame-alistのところで,IMEフォントを指定しているので,確定フォントと変換中フォントが同じ大きさになります。また,小生のThinkPad R500の画面サイズに合わせて(width . 90)と(height . 68)にしてありますので,ここは,ご自分の画面サイズに合わせて調整してください。

;;; TrueType フォント設定
;
(w32-add-font
"fontset-MeiryoKe_Console"
'*1
*2
*3
*4
*5
*6
*7
*8
*9

(setq default-frame-alist
(append (list
'(foreground-color . "black")
'(background-color . "LemonChiffon")
'(background-color . "gray")
'(border-color . "black")
'(mouse-color . "white")
'(cursor-color . "black")
'(ime-font . (w32-logfont "MeiryoKe_Console"
0 14 400 0 nil nil nil 128 1 3 49))
'(width . 90)
'(height . 68)
'(top . 0)
'(left . 0))
default-frame-alist))

*1:strict-spec ((:char-spec ascii :height any) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 7 14 400 0 nil nil nil 0 1 3 49

*2::char-spec ascii :height any :weight bold) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 7 14 700 0 nil nil nil 0 1 3 49

*3::char-spec ascii :height any :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 7 14 400 0 t nil nil 0 1 3 49

*4::char-spec ascii :height any :weight bold :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 7 14 700 0 t nil nil 0 1 3 49

*5::char-spec japanese-jisx0208 :height any) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 400 0 nil nil nil 128 1 3 49

*6::char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 700 0 nil nil nil 128 1 3 49) ((spacing . -1))) ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 400 0 t nil nil 128 1 3 49

*7::char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 700 0 t nil nil 128 1 3 49) ((spacing . -1))) ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 400 0 nil nil nil 128 1 3 49

*8::char-spec katakana-jisx0201 :height any :weight bold) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 700 0 nil nil nil 128 1 3 49) ((spacing . -1))) ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 400 0 t nil nil 128 1 3 49

*9::char-spec katakana-jisx0201 :height any :weight bold :slant italic) (w32-logfont "MeiryoKe_Console" 0 14 700 0 t nil nil 128 1 3 49) ((spacing . -1))) ))) (setq default-frame-alist (append (list '(font . "fontset-MeiryoKe_Console") ; フォントセット ) default-frame-alist

ThinkPad R500 Vista Home BasicへCywgin 1.5.25-15を導入

Cygwin 1.7は経験したので,今度はCygwin 1.5を導入してみることに。
こちらは,どういうわけかわかりませんが,標準ユーザでログインしてCygwin 1.5を導入しようとすると,どうもひっかかります。Administratorユーザをひとつ作ってあるので,そちらのパスワードを聞かれます。するとそちらのオーナーシップで導入されちゃう。実際に利用したいのは,こっちの標準ユーザなんですけどね。それで,標準ユーザでCygwin1.5を起動して何かをコンパイルインストールしようとすると,Cygwinを導入したユーザにログオンしてからでないとうまくない。基本的にユーザ権限が管理されているようでされていないWindows Vista Home BasicでCywginを利用するには,利用するユーザは標準ユーザでは不便でしかたないという結論に達しましたので,XPの頃みたいに,自分を標準ユーザから管理者に変更しました。そして管理用にと思って自分でこしらえたadminという名前のユーザを消しました。
Windows Vista Home Basicの場合には,管理者ユーザとしてCygwin1.5をインストールすると快調に完了します。そしてそのまま管理者ユーザとして使えば快適に使えます。Windows Vista Home Basicの場合はこれがいいと思います。

ThinkPad R500 Vista Home Basicのメイリオフォント補完

さしあたりということで,Internet Explorer 7を利用してますが,Googleの画面を表示すると,左上に並ぶ文字列の下線の位置がおかしくて,「その他」はアンダーラインでなくもう取り消し線になってしまっている。それから,検索結果の画面では,「キャッシュ」とか「類似ページ」という文字列も本当はアンダーラインのはずなのに取り消し線になってしまっている。これは,メイリオという日本語フォントとWindowsとの不都合なんだそうな。そして,この問題をマイクロソフト社が直さない者だから,Windows利用者が自ら直したらしい。そして同様に困っている人々のためにこの恩恵を公開してくれているらしい。ということでGoogleで調べました。解決できる課題は次のとおり。

1. 下線の位置が正常化する
2. 行間が間延びしちゃうが正常化する
3. プロポーショナルフォントなのでメールやテキストエディタで使えないが固定幅フォントが提供される
4. MS UI Gothicフォントのように画面上で幅方向が詰まって表示文字数が増えるフォントが提供される

助かる!との思いからこのソリューションに飛びつきました。
まずここを見て,
http://d.hatena.ne.jp/mellow-mikan/20090411/1239465954
次にここを見て,
http://web1.nazca.co.jp/hp/nzkchicagob/m5r4157/mretc6gb.html
ここから全部ダウンロードしたら,MeiryoKe_GothicをVistaへ導入します。
次に,meiryoVCフォントから,MeiryoKe_GothicフォントとMeiryoKe_Consoleフォントとを生成させ,それらをVistaへ導入します。

Internet Explorer 7のインターネットオプションのフォントでMeiryoKe_GothicとMeiryoKe_UIGothicフォントを設定します。

Internet Explorer 7のインターネットオプションのユーザ補助で,webページで指定されたフォントスタイルを使用しないを設定します。これは小生の好みであります。

以上で,Vistaの画面がUbuntu位には気持ちヨークなりましたが,あと明朝体も最低限欲しいなという感じ。Macintoshには未だ及ばないなという感じですが。

ちなみに,IPAゴシックとIPA明朝も導入しましたが,どういうわけかWindows Vistaでは綺麗じゃないのが不思議です。Ubuntuだと綺麗なんですがね。

もひとつ,ちなみに,以上はWindows XPでも使えます。ただし,Windows XPには,最初にメイリオフォントを導入しておいて,それから上記を実施する必要があります。Windows XP用に使うメイリオフォントは,上記のURLのものでもOKですが,Microsoftのホームページからインストーラとしてダウンロードすることができます。

ThinkPad R500 Vista Home Basicのレジストリを掃除

フリーウェアとして何種類ものレジストリクリーナがインターネットで公開されていますので,どれを使ったらいいんだかわかりません。いくつか使ってみました。不要なレジストリの検出能力が高く尚且つ自分で不要と判定したレジストリについて,ユーザがそれを誤検出として除外できる機能のあるクリーナがいいと思って探していたのですが,そういうに出会うことができました。その名前は Argente Regstry Cleaner です。
http://argentesoftware.blogspot.com/2009/01/argente-registry-cleaner-1552.html
気に入ったら寄付金をするというソフトウェアです。

ThinkPad R500のVista Home BasicへCygwin 1.7を導入してトラブル

最初に導入したときは,Xまで動いて完璧だったのですが,Cygwin 1.7は未だベータであり英語版なので日本語環境整備を始めたわけであります。まずktermを入れて,Anthy入れてとやっていくわけですが,Permissionの設定によるインストールの面倒さから,つい魔が差してしまい,次のいたずらをしちゃいました。それは,Cygwin以下を全部自分の所有物にしてしまおうというたくらみ。takeownとicaclsコマンドを使って。
http://kazuwe.tdiary.net/20080706.html
なんだかんだといじくりまわしているうちに,いたずらがエスカレートして,Cygwin 1.7でXが起動するにはするんですが,画面には現れなくなりなりました。
そこで,一旦全部Cygwin1.7をゴミ箱に捨てることにしました。アンインストーラが無いので手で。ところが,消せないファイルが残ってしまう。そこでまた,takeown, icaclsの登場。それでも消せないファイルがあったので,今度は起動時に消してくれるというフリーウェアまで取り出して消す。という状況に。一応全部消すことができました。それで,再インストール完了。ところが先ほどの消せないファイルを消してくれちゃうフリーソフトをそのままにしていたのが影響したのかしなかったのか,そのままにしておいたのが良かったのか悪かったのかわかりませんが,再インストールしてもXは再び画面に登場してくれませんでした。
それで,こんどは,再びCygwin1.7を全部ゴミ箱へ捨てた後フリーウェアのレジストリクリーナーをかけました。あるわあるわ,シンボリックリンクとか山ほど残ってました。でもこれが原因かどうかは未だ不明。さあ,またインストールしてみます。

ThinkPad R500のVista Home BasicへCygwin 1.7を導入してスーパーユーザになる

Ubuntu 9.04をバーチャルでインストールしたところ,画面関係で不都合が出て,ユーザアカウントがひとつゾンビになってしまい,なおかつCatalyst Control Centerも変になってしまったので,Ubuntu on Vistaはあきらめた。そこで,Cygwin 1.7をXもろともインストールしてみた。こちらは,すんなりインストールできた。
Googleして調べ,bashのターミナルで日本語表示できるようにすることもできた。調子に乗って,Anthyのソースを持ってきてコンパイルしてインストールしてみようと思い立ったがハマッてしまった。
configureとmakeはできたのだが,make installできない。Ubuntuだったらsuすれば簡単なことなのだが,Cygwinではsuできないので,下記の措置で対応した。


小生のは,Vista Home Basicなのだが,とりあえずCygwinをインストールする前に自分が普段使うアカウントは標準ユーザとしてこしらえておき,そのほかに管理者ユーザとしてもうひとつadminという名前でこしらえておいた。そのあとCygwinをインストールした。


Cygwinのhomeには,adminというユーザと自分の普段使い用のユーザとの二つができている状態である。いちいちadminにログインしなおして作業するんじゃやってらんないというわけである。そういうときは,Cygwinのターミナルを起動し,そこで次のコマンドを実行すればよい。このコマンドはCygwinのではなくVISTAのである。

$ runas /user:admin 'c:\cygwin\bin\bash.exe --login -i'

adminのパスワードを入力してください:
という問い合わせが来るので,adminのパスワードを入力してあげる。そうすると今までと違うプロンプトが出てadminになっていることがわかる。

ちなみに,今までのプロンプトは次のとおりで,
myname@computername
$

adminになっているときのプロンプトは次のとおりである。
admin@computername ~
$

ここでmake installとやったら無事Anthyをインストールできた。

.bashrcに,
alias su="runas /user:admin 'c:\cygwin\bin\bash.exe --login -i'"
としておくと便利。