ThinkPad R500のVista Home BasicへCygwin 1.7を導入してスーパーユーザになる

Ubuntu 9.04をバーチャルでインストールしたところ,画面関係で不都合が出て,ユーザアカウントがひとつゾンビになってしまい,なおかつCatalyst Control Centerも変になってしまったので,Ubuntu on Vistaはあきらめた。そこで,Cygwin 1.7をXもろともインストールしてみた。こちらは,すんなりインストールできた。
Googleして調べ,bashのターミナルで日本語表示できるようにすることもできた。調子に乗って,Anthyのソースを持ってきてコンパイルしてインストールしてみようと思い立ったがハマッてしまった。
configureとmakeはできたのだが,make installできない。Ubuntuだったらsuすれば簡単なことなのだが,Cygwinではsuできないので,下記の措置で対応した。


小生のは,Vista Home Basicなのだが,とりあえずCygwinをインストールする前に自分が普段使うアカウントは標準ユーザとしてこしらえておき,そのほかに管理者ユーザとしてもうひとつadminという名前でこしらえておいた。そのあとCygwinをインストールした。


Cygwinのhomeには,adminというユーザと自分の普段使い用のユーザとの二つができている状態である。いちいちadminにログインしなおして作業するんじゃやってらんないというわけである。そういうときは,Cygwinのターミナルを起動し,そこで次のコマンドを実行すればよい。このコマンドはCygwinのではなくVISTAのである。

$ runas /user:admin 'c:\cygwin\bin\bash.exe --login -i'

adminのパスワードを入力してください:
という問い合わせが来るので,adminのパスワードを入力してあげる。そうすると今までと違うプロンプトが出てadminになっていることがわかる。

ちなみに,今までのプロンプトは次のとおりで,
myname@computername
$

adminになっているときのプロンプトは次のとおりである。
admin@computername ~
$

ここでmake installとやったら無事Anthyをインストールできた。

.bashrcに,
alias su="runas /user:admin 'c:\cygwin\bin\bash.exe --login -i'"
としておくと便利。